「沖田総司」(早乙女貢)[2009年11月03日]|ゆるり単発|ゆるり単発

2009年11月03日 23:42
「沖田総司」(早乙女貢)

「沖田総司」(早乙女貢)読了。
900ページ近い長編ですが、やはり沖田を題材にすると新撰組からは途中退場となってしまうので芹沢暗殺までで3/5、池田屋で1/5を費やすというペース配分。そして土方、近藤よりも斎藤一の方が沖田と絡む描写が多いという珍しい相関図。なんというか新鮮でした。浪士組として上京する時の芹沢の部屋割りの騒動も、近藤じゃなくて沖田が収めてたり。
ただ、ちょっと思想的な偏りというか・・・とにかく新撰組と会津は幕府・天皇を守護する忠義の集団、それに対して「悪辣な陰謀と残忍なマキヤベリズムによって明治政府をこしらえ上げた長州その他の権力者たち」と感情むき出しな描写が凄い。ネットで調べてみたら早乙女貢の祖父が会津藩士だったそうで。そりゃ感情的にもなるわなぁ。蛤御門の辺りの背景説明とかちょっと引いちゃうくらいでした(笑)。早乙女貢の他の幕末小説もちょっと読んで見たいかなぁ。探してみるか。
次は何読もう。「秀吉の枷」かな?

[2009年11月03日 01:25] 

2009年11月01日 23:57